進化の法則を知れば先が読める

文化文明も、それ以外の全て、生物無生物にかかわらず、つまり、有形無形にもかかわらず、進化するものだと、私は考えている。 そこで、今回、特に、無形の文化文明の進化を提示したいと思い、この本を描き上げた。

2020-12-27から1日間の記事一覧

第九章:文化へ流れ込む知の源泉 (その五)

[赤ん坊の脳] だから、人間においても、赤ん坊の段階では、誕生前からすでに大脳新皮質が存在していても、その部位には主役となって判断できるほどの体験知(後天的情報)が蓄積されていない。つまり、赤ん坊段階での大脳新皮質は空っぽの貯金箱にすぎない。 […

第九章:文化へ流れ込む知の源泉 (その四)

[大脳新皮質が担う文明文化] この本のテーマである文明文化を創造する能力は、主にこの大脳新皮質が担う。人間の場合には、大脳新皮質が主役になることができるが、哺乳動物である犬や猫では、大脳新皮質が主役の座を奪うことができない。それは、大脳新皮質…