進化の法則を知れば先が読める

文化文明も、それ以外の全て、生物無生物にかかわらず、つまり、有形無形にもかかわらず、進化するものだと、私は考えている。 そこで、今回、特に、無形の文化文明の進化を提示したいと思い、この本を描き上げた。

第十二章: ネット(通信)中心の文化文明 (その二)

[一般人による受発信]
そういう意味では、一般人は、今まで与えられるだけであった教義(生活指針)を、発信する側にも回ったということが言える。ということで、集合知は、初めて、すべての人々(全世界)が、受発信する、世界解釈書だとも言える。
[集合知の大きな担い手]
1998年に創業したGoogleは、人類が使うすべての情報を集め整理するという壮大な目的を持って、グローバルに(より広い環境に、より普遍性を持って)、知・情報を提供することによって、集合知の大きな担い手となった。
[時代精神を受けた存在]
Googleは、まさしく、登場すべき時に登場した世界的企業である。時代精神(ある時代に支配的な知的・政治的・社会的動向を表す全体的な精神傾向)を受けた存在である。
[国単位の崩壊]
Googleの創業によって、全世界が同じネット上で集うことが当たり前になったことなどを考えると、日本とか中国とかの国単位が、もはや意味をなさなくなる、前兆でもある。

集合知プログラミング

集合知プログラミング

  • 作者:Toby Segaran
  • 発売日: 2008/07/25
  • メディア: 大型本
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