進化の法則を知れば先が読める

文化文明も、それ以外の全て、生物無生物にかかわらず、つまり、有形無形にもかかわらず、進化するものだと、私は考えている。 そこで、今回、特に、無形の文化文明の進化を提示したいと思い、この本を描き上げた。

第十二章: ネット(通信)中心の文化文明 (その四)

[TPP不参加は鎖国化]
今、日本でTPPの参加が問題になっているが、これも国際化の流れの一環である。TPP不参加は、孤立化、村八分化でもある。TPP不参加は、鎖国化への道ともなる。今時の鎖国化は、北朝鮮に見られるような、極端な貧困をもたらす。散逸構造論を思い浮かべられよ。
[お山の大将俺一人ではない]
世界経済を引っ張ると自負する中国も、TPPからの孤立のままでは、お山の大将俺一人ではいられないと気がついて、その流れの中に入らねばという焦りが垣間見えている。
[マイクロソフト]
このようなグローバル化と、知や情報のネット化の基礎を構築したのが、コンピュータソフトのマイクロソフト(特に、基本ソフトであるWindows)である。もちろん、ネットへの入り口の役目をするのは、ブラウザであるが。これが全世界的な共通基盤を築き上げた。
[飛行機のコモディティ化]
もちろん、物質面で、グローバル化の流れを作った陰の功労者は航空機でもある。さらに、航空機会社はLCC(格安航空会社)化、すなわち、飛行機のコモディティ化(タクシー化)の流れが凄まじい。