進化の法則を知れば先が読める

文化文明も、それ以外の全て、生物無生物にかかわらず、つまり、有形無形にもかかわらず、進化するものだと、私は考えている。 そこで、今回、特に、無形の文化文明の進化を提示したいと思い、この本を描き上げた。

第六章:働き・作用から見れば、生態系、散逸構造 (その七)

[生存環境の前進]
生存環境は、定常的な変化しないものではなく、進化論がいうように、変異を受け入れて、徐々に変化していく。
大きな視点から言えば、海だけだった生存域は、陸地が生存可能になって、水陸を行き来する、水辺の両生類が、進化的に主役へと変遷していく。
更には、その後に、水辺を必要とはせず、環境的に優位に立てる、純粋な陸生生物である爬虫類が、主役へと躍進する。このように、生存環境が創造変化して行く。
[徐々に変化、進化]
どんな個体(動植物共に)も、他との(互いに相手の環境になり合う生態系的な)関係を持たずに存在することは不可能なので、にじりながら進むかのように、徐々に変化、進化を遂げていかねばならない。
[新しい主役に躍り出るもの]
自分を作り替えていくことで、今まで属していた系(生態系)を離れての存在が可能となり、新しく誕生した環境に、飛び込んで、適合したものが、新しい主役に躍り出ていく。このようにして、より大きな広い環境が創造されて行く。